新商品開発中!のその後
前回の続きの商品開発現場レポ。
前回もお話ししましたが、新商品と言っても、
私たちの基本コンセプトは「想いをカタチに。」
なので、フルオーダーが基本なんです。
つまり、私たちが造る商品はいわば標準品。
こんなのどうでしょうか?といった見本の提示なんですね。
でも、何もない状態で私たちができることを伝えるのは難しいので、
皆さんのアイデアの参考になる商品として、色々と作っているのです。
これをみて、お客様ひとり一人がアイデアをどんどん膨らますことができたら。
黒皮の鉄で作って欲しい、お手入れが楽なステンレスがいい、使い込みの味がある真鍮がいい。
もっと大きい、もっと小さい。
なんでも言ってくださいね。
もちろん、ピッタリだと思っていただければそのままご購入することもできます。
まずは気軽なイベント会場でお話ししませんか?
オーダーは敷居が高いなぁ。
と思われている方も多いと思いますが、
そんなことないですよ。
気軽にこんなん欲しい!とお声かけください。
その人の為だけに、その人だけの商品を造り上げること。
大手では絶対に真似のできない、小さなガレージブランドだからこそできる
ひとり一人のための商品づくり
それこそが
私たち、OUTIL CRAFTS(ウティクラフト)にしかできない使命であり、嬉しいのです。
真鍮の溶接をしています。実は真鍮を溶接するには高い技術が必要なんです。銅と亜鉛の合金ということが溶接ではかなり特殊な金属なんです。さらに亜鉛が曲者で、亜鉛が蒸発すると酸化亜鉛ヒュームが発生し、万が一吸入してしまうと亜鉛中毒になってしまうんです。身近に思える真鍮ですが、嫌がる業者さんも多く、結構めんどくさい奴なんですよね。
鉄を焼いています。何で?って思われる方もいるでしょう。鉄を1000度に熱することにより強制的に酸化させます。こうやって表面に酸化皮膜をつくります。金属的な鈍い光沢のある黒い幕になります。いわゆる黒皮と呼ばれる状態です。焼きながら天然素材のオイルやワックスで磨いていきます。
太さの異なる鉄の丸棒を組み合わせているところです。水平直角に気をつけながらの溶接作業。
真鍮の丸棒。これは12ミリ。
こんな感じで組み上げてみました。そう、ドリッパースタンドです。磨いてピカピカにしてもいいし、荒い感じで仕上げてもいいし、真鍮は素材自体に味があるので、色々な表情があっていいですね。
前回の何らかの板。こんな形になりました。
前回の何らかの部品。写真のようにスタンドの足になるパーツだったんです。
組み合わせるとこんな感じです。
OUTIL CRAFTS(ウティクラフト)のフラッグシップ、アンフィニシステムの柱部分、ピラーを一本利用する形ができました。ロースタイルで使用しやすい高さ。焚き火のお供にいい感じの高さとサイズ。もちろん火が近くでも全然オッケー、何ならトレイに薪をくべても大丈夫。あ、その使い方も面白いかもw。